2021/06/04

【S2000】デフオーバーホール、ハブベアリング、ドライブシャフト【AP1】

相変わらずS2000が続きます。
はじめてお預かりするAP1 S2000。異音が出るとの事。
当初は現車の状態確認だけ行って、後日入庫のハズでしたが・・・
リアハブからの異音が酷すぎて、即入庫となりました。(汗







ハブベアリングがクタクタです。
放置しすぎるとドライブシャフトが折れる事もあるので、
早めの処置が良いです。







ABSセンサーが錆びにより取り外せない事が多いです。
無理して外そうとするともれなく壊れます。
センサー類って何気に高価な部品でして、取外しは慎重に。
錆びを吹っ飛ばし、錆び防止の処置を施します。









ちょっぴり長いホンダ純正ハブボルトをご用意してハブASSYへ打ち替え。









リアナックルアームの小組完成。












ドライブシャフトも錆び錆びです。
ダストブーツ交換ついでに、








錆びを取り除いて塗装中~。








キレイになりました。










デファレンシャルもオーバーホールいたします。









分解前にバックラッシュと歯当たりを確認。










純正トルセンLSDは再使用です。










圧入がきつくてベアリングインナーレースを取り外すのが大変。
ハブと違って切削するワケにもいきません。
切粉が混入したらアウトですしね。
まあ、キレイ・簡単に取り外す方法は当然ありますよ。
確実に作業していきます。








ファイナルギヤセットは再使用。
亀裂チェックは欠かしません。









ピニオンギヤのカラーは純正を使わずにリジッド化。
ピニオンギヤベアリングにしっかりプレロードを掛ける為です。










組み立て。
歯当たりとバックラッシュを一度決めます。










ピニオンギヤを一旦取り外して、










サイドベアリングのプレロードを調整中~。
ここをガッチリ決めないとバックラッシュが簡単に狂う。








ピニオンギヤを戻してバックラッシュを再度調整。
オイルシールまで取り付けたらトータルプレロードを計測して、
基準内に収まっている事を確認です。
因みに、ホンダ指定の「基準」はございません。
数ある過去データからの自己基準です。





良い感じにリフレッシュ出来ました。



またのお越しをお待ちしています。

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