2021/03/24

【RX-8】冷却系とパワステのリフレッシュ


これはサーモスタットケースです。









ホースバンドの中央が膨らんでいました。








ラジエーターホースの中間ジョイントと共に腐食しきってます。(汗









海に沈没してたみたい…








キレイに掃除してみましたが、
腐食が激しすぎて再使用できませんでした。
新品を用意。







ラジエーターも交換します。
某アルミラジエーター。
コスパ最高です。











電動パワステから異音が出るとの事で、ギヤボックスASSYも交換します。
タイロッドは別売りでした。








ロックワッシャーは専用工具でカシメます。
車上じゃないので、こんなの使う必要も無いですが…
きれいで確実にカシメられるので。








新品アルミラジエーターも装着して、
また一つ安心が増えました。










そして、意味不明な位置にあるバッテリーも移設いたします。







左側バルクヘッド前方へバッテリーを移設。
RE雨宮さんのキットを使用しました。
スポーツ触媒とブレーキホースも同社製にしたんですが、
まあ、よく考えられて出来てる。感心しきり。








元々バッテリーはラジエーター廃熱がモロに当たるこの部分にありまして、
何故にこの場所??







タイヤ・ホイールも新品になりまして、
走りを楽しむ仕様に生まれ変わりました。
スポーツ走行を存分にお楽しみください。






車体メンテナンスはローターリーエンジン載ってても、やる事は同じです。

おしまい。

2021/03/20

【RX-8】エンジンフロントオイルシールの交換

RX-8前期モデルの泣き所がエンジンフロントオイルシールだそうで。
こちらも微妙にオイルが漏れています。
車上でのオイルシール交換が難しいらしく、失敗するとエンジン分解になるとかの噂…
でもね、オイルシール交換ごときでエンジン降ろしなんてイヤです。 





レシプロエンジンで言うところの、
クランクシャフトプーリーセンターボルトを緩めるのも大変なんだとか。
こちらは300N・m近い締め付けトルク。
フライホイールをロック出来れば力技で回せるものの、
既にミッション付けちゃったので、どうしましょうかね?
こちらも専用工具があるらしいですが、時間も無いので即興でこんなの造りました。
これで車上での作業が可能になると思います。






日産RB26やトヨタ2JZも楽勝な、手持ちの工具と組み合わせて使うのです。
1000N・mまで緩められる凄いヤツ。





計画通りにボルトが緩んだので、
この後に行う冷却系部品のリフレッシュも進めておきます。
ウォーターポンプの取り外し。





劣化の激しかったオイルシールを取り外し。
ヘマをやらかすと、エンジン中身の構成が崩れるみたい。
構造を調べると、確かにズレる可能性は十分ですな。







中の部品が動かないように気を付けながら、
新品のオイルシールを圧入。






先ほどの工具を使って規定トルクで締めます。






最後にエンドプレーを計測して、分解前と同じ事を確認。
まあ、言うほど難しくありませんでした。








つづく…



2021/03/19

【RX-8】 軽量フライホイールとエンジンリアシールの交換 

排気ガスの値が下がりません。(汗
ここから「RX-8あるある」が始まりました。
触媒を取り外しますが、セルフロックナットが錆付いてまったく緩まず・・・ 
酸素アセチレンで熱しに熱して、






ボルトは結局折れてしまいました。
折れる事ってあまり無いんですけど。
触媒の中身を覗くと・・・






崖崩れ?









触媒はスポーツ触媒へ交換と決まりました。
さて、クラッチまわりの作業へ移ります。
クラッチディスクは丁度良い交換時期。
フライホイールと共に一新しますよ。




そしてロータリーエンジンの鬼門、このセンターナットを如何に緩めるか?






こやつ、相当なトルクで締まっているらしい。
手持ちのフライホイール回り止め工具では歯が立ちそうに無いです。
専用特殊工具は納期が間に合わないので、どうするか~?





無い物は作る!
廃棄するクラッチカバーを利用して、








こんな感じ。







フライホイールとエキセントリックシャフトのはめ合いはテーパーなので、
プーラーを使用。





エンジンのリアシールがお目見えです。
この際なので交換します・・・が、




この奥にあるOリングからのオイル漏れが定番らしく、
ついでに交換しておきましょう。
リアステーショナリギヤを取り外します。






これはディーラーさんでもやりたがらない作業らしいです。
元戻しにコツが必要。




パイロットベアリングに相当する、
ニードルベアリングとオイルシールも新品交換







で、軽量フライホイールを取り付けます。
マツダスピードは納期が6か月って言われまして、オートエクゼにしました。









純正のカウンターウェイトを取り付けて、
自作の回り止めにてフライホイールを固定。






規定トルクにて締めます!







AT用のマツダ純正ボルト6本を本締め終了。





新品クラッチを取り付けまして、エンジンのリア側が仕上がりました。







ミッション側はご覧の通りでグリス切れ。







レリーズフォークとベアリングは新品交換します。







クラッチハウジング内はキレイに清掃してグリスアップ。








ミッションリアシールもこの際なので交換しておきます。








つづく・・・

2021/03/18

【RX-8】 足回りのリフレッシュ 

 LSDを付けたS2000 TypeSのお客さんよりご紹介でお越しいただきました、
SE3P マツダRX-8です。
紹介でも頂かない限り、RX-8を触る機会は無いですね。(汗
さて、今回の作業はボリュームたっぷり。
まずは足回りのリフレッシュから。
フロントロアアームだけはブッシュ単品で供給があるものの、
リコールにてASSY交換されたのが1年前ということで、
それ以外はアームASSYでの交換となります。





リアのナックルアームは、外したついでにハブベアリングの交換。






キレイに清掃して、ナックルアームに付いているブッシュも交換です。








純正足からの変更はTEIN モノレーシング。
スプリングレートが選べてコスパが良いダンパーキットです。
一旦バラして各寸法をチェック。







サーキット走行を視野に入れて、バックプレートはこの際除去。
ボールジョイントにはサーモテープで遮熱です。


接地荷重を掛けてサスペンションアームのボルトを締めます。
こういう作業はホンダもトヨタもマツダも変わりません。



ブレーキまわりも一気にやってしまいますよ。
キャリパーキットにてシール交換。  








リアキャリパーがですね、ピストンシールとピストンブーツしか部品供給無いんです。
でも、ここまで分解してキレイにしないと気が済まないもので・・・
基本的には他車と同じ造りですが、組むのが大変。
内部部品が傷んでいれば、キャリパーASSY交換になるのも仕方が無いといったところ。








マスターシリンダーはASSY交換。
マスターバック側は例に漏れずグズグズに錆びていまして、
清掃の上、塗装して整えます。





つづく・・・

【S2000】ブレーキ強化 【AP1】

純正ローターと同径のPFC V3フローティングブレーキローター。 PFCカーボンメタリックパッドとの組み合わせで制動力は十分なのですが、 もう少し極めたいとの事で、大径ブレーキのご注文をいただきました。  355㎜×32㎜ローターにAPレーシング4PODキャリパー。 ベルハットと...